地元の木を使うということは、そこの気候風土に見合ったものであるとともに、輸送によるCO2の排出抑制となる。あきる野市の山林は、首都東京に暮らす都民に酸素を供給するとともにCO2の吸収を行うなど、都民にとって欠かせないものであり、木材を使うことにより山が「財」となり、健全な森がはぐくまれ、地域経済の活性化と環境保全を推進することが可能となります。
木材は「心を癒す・ぬくもり」がある資材として、空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出するという調湿作用があり、熱を伝えにくい空気を含んでいるため、コンクリートに比べ高い断熱性があります。また、紫外線を吸収するため、木材から反射する光にはほとんど紫外線が含まれず目にやさしく、音を適度に吸収してまろやかにし、音がいつまでも響かず適度に反射するので音が聞きやすくなるという利点があります。