本市は、秋田県北部の奥羽山脈と出羽丘陵を縫って流れる米代川上流域に位置する秋田杉の主要な産地です。市の面積91,370haのうち森林率76%を占める豊かな森は、美しい自然が育んだ良質の水を供給しています。本市では木造住宅の新築・増改築における秋田杉集成材等の柱の使用に対する補助として秋田杉集成材等需要拡大事業を実施し、秋田杉の需要拡大に努めて参りました。また、平成24年3月、秋田県が定めた方針に即し、「大館市木材利用基本方針」を定め、公共建築物等施設の木造化及び内装木質化を推進するとともに、地域材活用による地元産木製品の利用、公共土木事業等への間伐材の利用の積極的な推進を図っていきます。さらには、木材の構造材集成材の活用促進、また、間伐材のペレット燃料化の促進など木質バイオマス等の活用による木材産業の活性化に取り組んで参ります。