全国の市の中で日本一広い高山市は、日本一の森林面積を保有する森林都市でもあります。市域の92%以上が森林におおわれ、森林面積は20万ヘクタール以上に及びます。豊かな森林資源を背景に、古くから林業・木材産業が盛んで、『飛騨の匠』の技は今もなお継承されています。
風雪に長年耐えた飛騨の木材は、粘り強さや緻密な木目の美しさから、建築物や家具など木製品の素材として適しています。高山市では、地域材を使った住宅建築に助成する「匠の家づくり支援事業」を展開し、市外に建築する建物も対象とするなど、すぐれた木材加工技術とともに優良な地域材の利用促進に努めています。