八女市は、福岡県の南部に位置し、南は熊本県、東は大分県との県境に面しています。
市の66%を占める森林は、福岡県内一の広大な森林面積を誇り、特に市の東部及び南東部では、古くから杉を中心とした針葉樹の植林を奨励していたことから、民有林の59.4%が杉、16.1%が桧で占めています。このような豊富な森林資源を守り育てていくために、適切な森林の保全・管理や林業基盤の強化、森林資源の利活用促進など、森林の多面的機能の維持向上と多様な林業開発の施策を推進しています。
八女杉の特徴としては、豊富な降水量と肥沃な土地にも恵まれ、杉の生育もいいことから、建築材では、心材に赤みが多く、艶があることや、磨丸太材においては通直で真円性に優れています。