「百年の森林構想」という美しく豊かな百年の森林を創造していく森林づくり・地域づくりのビジョンのもと、平成21年4月より「百年の森林事業」を開始しました。この事業は、村内森林所有者と村で10年間の「長期施業管理委託」を結び、村役場から森林組合に間伐等の施業委託をすることにより、村内森林の整備を進める事業です。村が一括管理をすることで、作業道開設が可能になり、今まで整備が困難であった森林の間伐が進んでいます。また、搬出した間伐材を、村外ではなく、村内の企業により加工・販売することで、地域経済の活性化を目指しています。さらに、「長期施業管理委託」を結んだ森林は、FSC認証に加入することになり、西粟倉村の森林の付加価値を高めています。平成22年度からは、フォレストック認定への加入を進め、森林のCO2吸収量の販売にも取り組み、森林の持つ価値を最大限に活用し、村の活性化に役立てています。